コマツグループは、「良き企業市民として地域社会との調和を図り、地域社会に貢献することが重要であること」を認識し、世界各地における社会貢献活動に積極的に取り組んでいます。次世代を担う子どもたちの育成もその一つです。
「こまつの杜」は、コマツ創立90周年を記念し、2011年5月13日に石川県小松市に誕生しました。里山での自然観察、わくわくコマツ館での理科・ものづくり教室、小学校向け社会科見学などを通して、地域の子どもの健全な育成と自然環境の保全を目的に、わくわくコマツ館とNPO法人みどりのこまつスクスク会が共同で運営しています。「こまつの杜」では、コマツ粟津工場OB会の方々にボランティアとして協力して頂き、現在では延べ290名以上の方がボランティア活動に参加しています。
里山イベント部会
里山の草木・生き物の自然観察や、田んぼでの米づくり等を通して、子どもたちが自然に興味、関心を持ち、自然の中で遊ぶ楽しさを感じさせるようなイベントを企画し、実行します。
里山グリーン部会
里山・広場・小川ゾーンでの芝生の手入れや落ち葉の回収といった清掃活動や、花壇の手入れ、季節の花植え作業に協力し、里山の維持活動を行います。また地域の幼保園の園児たちと協同で花育活動を行っています。
スクスク教室部会
わくわくコマツ未来館にて、小学生を対象に学習・工作・実験を通じ、科学やものづくりへの興味を抱くような理科教室や塾を企画しカリキュラムを実行します。
サポート部会
「超大型鉱山機械930E・PC4000」の搭乗や「電動ミニショベル」の操作体験をはじめ、来館者やイベントなど、こまつの杜やわくわくコマツ館運営のサポートをします。
2023年5月、コマツオーストラリア(KAL)が豪ニューサウスウェールズ州にて開催されたサイエンス・アンド・エンジニアリング・チャレンジ(SEC)に協賛企業として参加しました。SECは、ニューカッスル大学が地元のコミュニティやロータリークラブ、大学、スポンサーと協力して実施する、全国規模のSTEM※プログラムです。SECを通じて、生徒たちは、普段の学校生活では目にすることのない科学や工学に関する体験を得ることができます。
KALがスポンサーとなるのは今回で2回目で、当日ボランティアとして参加したKAL社員が生徒たちによるBridge Challenge(対象:高校一年生)やGet Over It Challenge(対象:小学6年生)を手助けしました。このイベントは生徒たちが楽しむことはもちろんのこと、サポート役の大人たちにとっても大きなやりがいを与えることにつながっています。KALのある社員は「学生たちをSTEMの道に導くことに貢献する組織で働けることを幸運に思います。私たちのチームの情熱と想いを目の当たりにして、大いに刺激を受けました」といったコメントを残しています。