デジタル人材の育成については、教育を通じて目指す人材像を定めた上で、当社の全社員を対象としたベーシックな教育から選抜型の実践的なプログラムにいたるまで、一気通貫の教育体系に整理しました。具体的には、業務改革リーダーを育成する研修や、デジタル技術を用いた課題解決スキルを学ぶ研修、各受講者が自身に必要なスキルを自律的に学ぶ研修等を実施し、社員のリスキリングや、当社の事業の成長に繋げています。
「AI人材教育」は年度毎にカリキュラムを拡充し、業務やプロジェクトでの課題解決力を強化することで、実用化への取組を進めています。また、「DX人材教育」では、幅広い社員のスキル向上を目指して、全社員への教育機会を提供しています。さらに、DXの推進や生成AIの活用による業務効率化を目的としたプロジェクトチームの活動の一環として、当社グループ全社員のDXリテラシー向上を目指すe-Learningを作成しました。本教材では、DX推進に不可欠な組織風土の理解を深めるとともに、生成AIの基本を学び、業務活用へつなげることを目的としており、当社グループ全体へ展開しています。また、オープンイノベーション推進人材の育成について、産官学連携をより加速させるため、社内・社外のプログラムの実施・活用などを進めています。加えて2023年度より、海外現地法人を含めた社員を対象に、イノベーション創出に必要な思考プロセスであるデザイン思考を学ぶことを目的に、外部企業が実施しているプログラムへ社員を派遣しました。2024年度にはその受講者のフォローアップセッションを実施するなど、継続的な取り組みを進めています。
ESG課題解決と収益向上の好循環を生み出す顧客価値創造の為、あらゆる分野でのDX推進が必要であり、ダントツ商品、ダントツサービス、ダントツソリューションを生み出す人材の育成の取り組みを、今後も継続的に進めていきます。
各種教育概要
教育名 | 目的 | カリキュラム概要 | 対象者 | 開始年 | |
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DX人材教育 |
(入門) | あらゆる分野でのDX化に対応できる人材を育成 | 1.DXの概念・基礎知識の習得 2.デジタル技術を活用した課題解決の実践 |
国内グループ会社を含む全社員 | 2022年度 |
(実践) | ICT企画・システム開発管理手法の習得 | 技術者・プロフェッショナル人材を選抜 | 2022年度 | ||
AI人材教育 | (入門) | AIに関する知識・技術の習得に加え、お客様のビジネス課題をAIで解決できる人材を育成 | 1.AIを活用した課題解決プロセス・手法の取得 2.実用化テーマの企画 |
国内グループ会社を含む全社員 | 2019年度 |
(実践) | AI設計等、課題解決プロセスの試行・実用化への具体的提案 | 技術者・プロフェッショナル人材を選抜 | 2019年度 |
各種教育受講実績
教育名 | 2020年度 | 2021年度 | 2022年度 | 2023年度 | 2024年度 | 合計 | |
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DX人材教育 | (入門) | - | - | 5,341名 | 302名 | 16,431名 | 22,074名 |
(実践) | - | - | 44名 | 40名 | 108名 | 192名 | |
AI人材教育 | (入門) | 30名 | 30名 | 30名 | 30名 | 39名 | 159名 |
(実践) | 10名 | 10名 | 10名 | 10名 | 14名 | 54名 |