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Theme 3 : Growing with Society 重点分野3:社会とともに発展する

生物多様性活動への取り組み

生物多様性への取り組み

生物多様性への取り組み

コマツの事業活動が生態系に与える影響を認識し、生物多様性の保全に取り組んでいます。

生物多様性への取り組み

コマツは2011年1月に「コマツの生物多様性宣言」および「コマツの生物多様性ガイドライン」を制定し、世界の全ての事業所で生物多様性保全に向けた活動を開始しました。
コマツの事業活動が生物多様性に依存し、同時に影響を与えているという認識に立ち、生物多様性の保全に貢献する取り組みを2つの側面から推進しています。
一つは今まで取り組んできた「事業における環境負荷の低減活動」を着実に推進していくことです。また工場建設などの土地活用時にも生物多様性への配慮を義務付けました。
もう一つはコマツとして生物多様性の保全に直接的に関わり、また社員の意識を高める意味でも、その地域固有の生態系に配慮をした「1拠点1テーマ活動」を展開することです。

コマツの生物多様性宣言

コマツは、「事業活動が生物多様性の持つ生態系サービスの恩恵に依存し、また影響を与えている」との認識のもと、生物多様性が損なわれつつあるという危機感を共有し、生物多様性の保全とその持続可能な利用に努めるべく、下記指針に従い行動する。

Ⅰ(経営層の認識)

生物多様性の保全を、重要な経営課題の一つとして捉える。

Ⅱ(活動)

次の2つの視点を基本とし、気候変動問題と統合的に活動を進める。

  1. 事業活動を通して生物多様性に影響を及ぼしている環境負荷を低減する。
    1. 製品の環境負荷低減
    2. 製品のライフサイクルにおける直接的な環境負荷低減
    3. 土地利用時の生物多様性への配慮
  2. 社会貢献活動を通じて、生物多様性保全に寄与する。

Ⅲ(進め方)

実現可能性を勘案し、ステップバイステップ・アプローチにより活動を進める。

Ⅳ(地域との連携)

地域に根ざした生物多様性を保全するため、行政機関、地域住民およびNGOなどとの連携により活動を進め、地域が誇れる企業をめざす。

Ⅴ(全員参加の活動)

社員全員が生物多様性の重要性を認識し、全員参加で活動を進める。またその活動は、コマツの製品のライフサイクルに関わる協力企業、代理店およびお客様をも巻き込んでグローバル・グループワイドに進める。

Ⅵ(コミュニケーション)

生物多様性に関する社員の啓発に努める。また、自らの取り組みを積極的に情報開示し、社会における生物多様性の保全の重要性に対する認識度合いを高めることに貢献する。

環境管理部, 株式会社ディ・エフ・エフ

生物多様性活動への取り組み(ブラジルの生物多様性)

事業所での取り組み(1拠点1テーマ活動事例)

コマツブラジル有限会社の生物多様性活動

ブラジルボク
コマツの緑地
Sagui do tufo branco(猿)
Tucano do bico verde(オオハシ)

1975年に創設されたコマツブラジルは、サンパウロ州スザノに位置し、633,00.00m2に及ぶ工業地帯のうち、現在は建物用地が95,000.00m2以上を占めています。
当社は工業地帯に建てられているにもかかわらず、様々な動物の住処となっている広大な森林があります。
長年の間、製造エリアの拡大に伴い、環境に対する意識が高まり、地元の動植物を保存するための行動を促進することが求められるようになりました。
ブラジルには、アマゾン、セラード(サバンナ)、カーティンガ、大西洋岸森林、パンパ、パンタナールという6つの生物群系があります。2013年には、現在の地域保全レベルを引き上げることを目的として、コマツの建物用地に生息する動植物を特定し、明らかにする技術的調査が行われました。調査では、コマツの事業所は大西洋岸森林の生物群系に含まれ、大西洋岸森林の植物地帯に組み込まれた植物構成となっていることが判明しました。
調査によれば、コマツには約68種の動物(哺乳類、鳥類、両生類、爬虫類)と82種の植物(草木)が生息しています。特定された植物の中には、ブラジルを象徴する木であるブラジルボク(Paubrasilia echinata)のように絶滅の危機に瀕している種や貴重な種もあります。
生息する生物多様性をよく知り、知識を深めることにより、自然な発達状態で樹木を維持し、製造エリア拡大をコントロールするなど、絶滅の危機に瀕している種の適切な保護と保存を強化することができます。
今後は、気候や地質学的条件に適し、特に地元の鳥や飛来時期のその他の渡り鳥など、生息する固有の動物に恩恵をもたらす、絶滅の危機に瀕した種やその他の果樹を工業地帯に植栽することを中心に、森林を豊かにし、緑地を拡大していく予定です。敷地内の森林を拡大する過程では、環境教育プロジェクトとして、従業員がそれらの植樹に関わり、社内外で生物多様性に対する配慮の意識と意欲を持ち、それらの価値観を家族に広めます。
地域の生物多様性の保全・保護に向けた社内の取り組みに加え、豊かな木の成熟期に苗木を寄贈し、市役所への支援を行います。
子どもたちを中心とした環境教育を実施し、地域の動植物保全の重要性を発信するとともに、町の特定地域での森づくりや、固有の動物の保全条件の整備に取り組んでまいります。

CSR室, 環境管理部, コーポレートコミュニケーション部, 情報戦略本部, 株式会社ディ・エフ・エフ