コマツは、CSR活動を「本業を通じて社会の要請に応えていく」と位置づけたうえで、社会とコマツ双方にとって価値ある活動が何か議論を重ね、以下のようにマテリアリティを導き出しました。その考え方に基づいて、社会貢献活動を行っています。
この考えでは、事業を行う地域に対する「社会貢献活動」を行うことは、企業の責任であるととらえ、本業で培ったノウハウを生かすテーマに力を入れています。
「企業の担う社会的責任の内容は、国や地域、会社によって異なるが、企業がその責任を果たしていくためには、社会との共生、すなわちいかにして社会の要請に応え、その信頼を得るかが鍵となる。コマツグループは、その本業を通じてその社会的責任を果たすことを世界共通の原則とするが、それに加え、世界の各地域においては、良き企業市民として地域社会との調和を図り、地域社会に貢献することが重要であることも認識している。そこで、コマツグループは継続して世界各地における社会貢献活動に積極的に取り組むこととする」
新たに始める取り組みが、コマツの事業とステークホルダーの双方にとって有益かの評価を行っています。特に社会貢献活動(寄付金)の実施にあたっては、2013年度より「チェックシート」を設け、サステナビリティ推進本部が事務局となって、両側面からの効果を定量的に採点し、関係役員などでその内容を評価することで、有効なCSR活動となっているかをモニタリングしています。
コマツグループとその社員は、地域社会の一員としての役割を認識して、社会に貢献する。
コマツの社会貢献活動を、一般的な6つのカテゴリーに分類して集計したは以下の通りです。
現金寄付 | 2,296 |
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時間寄付 | 531 |
現物支援(施設開放・車両貸与など) | 321 |
経費 | 296 |
合計 | 3,444 |