建設機械をはじめとしたコマツの製品は、自然災害が起きた際の復旧・復興で必要とされる場面も少なくありません。
有事の際は現地の状況を迅速に把握し、被災地が必要としている機材の提供など、実質的な方法で災害復興を支援しています。最新の支援内容は以下の通りです。
2025年11月下旬、インドネシアのスマトラ島北部および中部地域(特にアチェ州および北・西スマトラ州)で集中豪雨による鉄砲水・河川氾濫・地滑りなどの深刻な災害が発生しました。インドネシアのコマツグループ5社※は、災害初動対応として建設機械を提供し、住宅地や公共施設・交通網に堆積した土砂・瓦礫除去の緊急支援を実施しました。さらに、コマツインドネシア財団やパートナー企業のUnited Tractors社等と連携し、被災地域の住民や学校を支援するために、生活必需品や医療支援物資を提供するとともに、11,000米ドルを超える寄付を行いました。
オーストラリアおよびチリで発生した大規模な山火事に対し、コマツでは企業としての支援に加え、従業員による支援活動が広く展開されています。2026年1月、オーストラリア・ビクトリア州では大規模な山火事が発生し、約40万ヘクタールが焼失し、900棟近い建物が被害を受けました。また、チリ中南部でも同月に森林火災が発生し、複数地域で延焼が拡大しました。約4~5万ヘクタールが焼失するなど甚大な被害が報告されています。
こうした中、オーストラリアでは、消防士として現場で消火活動に従事する従業員のほか、被災地で稼働する建機の点検・修理、物資輸送の支援、衣類や食料の寄付、募金活動など、多様な形で支援が行われました。また、チリでは、従業員が地域コミュニティやボランティアと連携し、食料や飲料水、衣類、作業用具の提供に加え、仮設トイレやシャワー設備の設置など、生活再建に直結する支援を継続しています。
これらの取り組みは、被災直後から復旧・復興段階に至るまで、現場のニーズに応じた実践的な支援を目指しています。
2025年3月末に発生したミャンマー中部マンダレー近郊を震源とするマグニチュード7.7の大規模な地震被害に対し、コマツは日本赤十字社を通じて1,000万円の義援金を拠出しました。拠出金は、被災地における救援活動(保健医療サービス)や生活支援、復旧・復興支援(救援物資の配布・輸送)に活用されています。一日も早い復旧・復興を心よりお祈り申し上げます。
コマツでは、2025年の代表取締役交代に際し、日頃よりお付き合いのある各社から寄せられる祝意(祝電や祝い花など)を特定非営利活動法人ジャパン・プラットフォーム(JPF)の寄付スキームを活用し、社会貢献につなげる取り組みを実施しました。お寄せいただいたご支援は、能登半島地域の復興支援に活用されています。皆様のご理解とご協力に心より感謝申し上げます。
日本において、これまでコマツは地震を中心に被災地支援を行ってきましたが、近年増加傾向にある風水害においては、限られた地域・集落に被害が集中することが多く、きめ細かな対応が行き届かないケースもありました。
コマツは機材・物資の提供をはじめとする支援を、以下のとおり実施しています。
OPENJAPAN(本部:宮城県)は、建築・土木の専門技能を保有するボランティア集団であり、日本各地の災害現場にいち早く駆け付け、被災住宅の片づけ・清掃や復旧、復興などを行っています。ボランティアメンバーの多くは建設車両の豊富な操作技能を保有していますが、災害復旧には相応のノウハウも必要であり、日頃の訓練を通じ、安全で効果的な復旧・復興事業を目指しておられます。
甚大な被害を受けた宮城県丸森町からの要請を受け、現場の方々のニーズをお聞きした上で、コマツは、丸森町における復興支援活動から、さらに今後の訓練にも役立てられるよう、OPENJAPANに対しミニショベル「PC30MR」1台(中古機)、ならびに丸森町での活動に必要な建機のレンタルや燃料、必要な資材(ブルーシートや吊り具など)の費用を寄付しました。