Social contribution activities 社会貢献活動

災害復興支援

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災害復興支援

建設機械をはじめとしたコマツの製品は、自然災害が起きた際の復旧・復興で必要とされる場面も少なくありません。

有事の際は現地の状況を迅速に把握し、被災地が必要としている機材の提供など、実質的な方法で災害復興を支援しています。最新の支援内容は以下の通りです。

能登半島災害被災地支援(地震・豪雨)

2024年1月、石川県能登半島を震源とする地震が発生し、甚大な被害が発生しました。また、同年9月、地震で被災した奥能登地域への豪雨により被害が拡大しました。

コマツは、地震発災直後の被災地に対して義援金として総額6億円(石川県:5億円、富山県:1億円)の緊急支援を行うとともに、コマツおよび全コマツ労働組合連合会が共同でコマツグループ社員から寄付を募集し、その金額に会社として上乗せするマッチングを行い、被災したコマツグループ社員ならびに協力企業・販売代理店の支援を行いました。

また、被災地自治体や支援団体の要請に沿った形で、緊急救助、復旧・復興活動に必要な建設機械やフォークリフトなどの機材の無償貸与を2025年3月まで実施しました。

被災地の復旧・復興に必要なこうした支援は 総額13億円となりました。

コマツは、1921年5月に石川県小松市で創業し、今日まで石川県、富山県で合計4か所の生産拠点において操業を行うほか、地元の多数の協力企業および販売代理店と連携し、同地域に深く根ざした事業活動を展開してきました。地域社会との共生を目指す精神は創立時から受け継がれています。

© 画像提供 : Vネット/ジャパンプラットフォーム
© 画像提供 : Vネット/ジャパンプラットフォーム

北米で発生したハリケーン被害 被災地 への支援

2024年秋、米国フロリダ州のビッグ・ベンド地域に大規模ハリケーン・ヘレンとミルトンが上陸し、家屋、道路、インフラなど市民生活に甚大な被害をもらしました。

コマツアメリカ(株)(Komatsu America Corp.)は地域コミュニティと協力し、個人や家族、非営利団体、寄付センターに救援物資を届けました。 また、災害救援活動を支援するためにアメリカ赤十字社へ10万ドルを寄付しました。さらに、従業員個人の寄付を呼びかけ、多くの従業員が救援活動に協力しました。

タイで発生した大規模洪水被害被災地への支援

2024年の雨季に、タイの北部、東北部および中部地域を襲った大規模洪水により、特にチェンライ県およびチェンマイ県では甚大な被害が発生しました。

バンコックコマツ(株)(Bangkok Komatsu Co., Ltd)は、被災地の復旧支援のため、チェンライ県とチャンマイ県にオペレーターと建設機械を無償提供し、公共エリアや住宅地に堆積した泥の除去作業を支援しています。さらに、バンコック コマツ(株)はパートナー企業と連携し、被災地域の住民や学校を支援するために、義援金、救援物資、中古パソコンの寄付も行いました。

プロボノとの連携

  • プロボノ:専門的な職業経験・知識をボランティア活動として活かす活動・組織。
2019年台風19号被災地支援:OPENJAPANへ中古のPC30MRを寄贈

日本において、これまでコマツは地震を中心に被災地支援を行ってきましたが、近年増加傾向にある風水害においては、限られた地域・集落に被害が集中することが多く、きめ細かな対応が行き届かないケースもありました。

コマツは機材・物資の提供をはじめとする支援を、以下のとおり実施しています。

被災地を草の根で支援する建設技能NPO「OPENJAPAN」への支援

OPENJAPAN(本部:宮城県)は、建築・土木の専門技能を保有するボランティア集団であり、日本各地で発生する災害現場にいち早く駆け付け、被災住宅の片づけ・清掃や復旧、復興などを行っています。ボランティアメンバーの多くは豊富な建設車両の操作技能を保有していますが、災害復旧には相応のノウハウも必要であり、日頃の訓練を通じ、安全で効果的な復旧・復興事業を目指しておられます。

甚大な被害を受けた宮城県丸森町からの要請を受け、現場の方々のニーズをお聞きした上で、コマツは、丸森町における復興支援活動から、さらに今後の訓練にも役立てられるよう、OPENJAPANに対しミニショベル「PC30MR」1台(中古機)、ならびに丸森町での活動に必要な重機のレンタル・燃料、必要な資材(ブルーシートや吊り具など)の費用を寄付しました。

CSR室