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循環型社会形成への取り組み

B-12_循環型社会形成への取り組み_リマン事業の展開

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リマン工程図

循環型社会形成への取り組み

 

リマン事業の展開

コマツグループは、エンジン・トランスミッションなどの使用済みコンポーネント(部品)をさまざまな工程を経て新品同等の品質によみがえらせ、再び市場へ供給するリマン事業を世界の14拠点に設置したリマン工場/センタで推進しています。各リマンセンタなどをネットワークで結ぶ「Reman-Net」をはじめ、リマン技術情報を共有する「K-WINS」を構築し、グローバルなリマンオペレーションの展開やリユース・リサイクルに積極的に活用しています。
また、ICタグや2次元コードを活用してリマン品の再生履歴管理を行い、品質管理や耐久性情報を把握し、コマツが最適な寿命を有するコンポーネントを開発する上で重要な情報をフィードバックしています。
リマンとは「再生」を意味する「Remanufacturing」の略語で、お客さまに次のようなメリットを提供しています。

  • 新品と同等の品質及び性能を保証
  • 新品に比べ割安
  • 適正に在庫されたリマン品により、休車時間を短縮
  • リユース・リサイクルによる資源の節約、廃棄物の削減

リマン取扱高推移 (2004年度を100とした指数)

リマン売上

リマン工場/センタ マップ

リマン工程図

CSR室, 環境管理部, コーポレートコミュニケーション部, 情報戦略本部, 生産本部, 調達本部, 開発本部, 建機マーケティング本部, ライフサイクル事業部, 地雷除去プロジェクト室

B-12’_リマン事業の展開_事例紹介

リマンによる資源循環活動の推進
-南アフリカ新リマン工場の開設による再生コンポーネント事業強化-

コマツは、コマツアフリカホールディングス本社キャンパス※(南アフリカ共和国・ヨハネスブルグ)において新リマン工場を開設しました。当工場は、今後南部アフリカ地域のリマン・リビルドビジネスにおけるセントラルハブとして、同地域のお客さまへの高品質・高効率な再生コンポーネントを提供していきます。
 本リマン工場では、鉱山で稼働し土・油等の汚れが付着したコンポーネントを扱う洗浄、分解検査エリアと、高い清浄度が求められる組立エリアを明確に別室として区分することで、品質の向上を図ります。同時に、回収したコンポーネントの受け入れから洗浄、分解検査、組立、出荷を効率的に実施できるようレイアウトすることで、迅速にお客さまへの高品質な再生コンポーネントの提供を実現します。また、リマン事業はコンポーネントを再生、再利用することで廃棄物を減らす「3R(リデュース、リユース、リサイクル)」活動の側面も持っており、資源循環に貢献しています。南部アフリカで稼働している超大型エレキダンプトラックの後輪コンポーネントであるホイールトランスミッションにおいては、コンポーネント総重量16トン中、約14トンの部品を再生・再使用して生産を行っており、年間では約14千トンのコンポーネントの再生を行います。

  • コマツアフリカホールディングス本社キャンパス:従来地理的に分散していた本社ビル、部品デポ、ワークショップ、トレーニングセンタ、リマンなど複数の機能を一拠点に集約した総称。
コマツアフリカホールディングス新リマン建屋
コマツアフリカホールディングス新リマン建屋
超大型エレキダンプトラック
超大型エレキダンプトラック
CSR室, 環境管理部, コーポレートコミュニケーション部, 情報戦略本部, 生産本部, 調達本部, 開発本部, 建機マーケティング本部, ライフサイクル事業部, 地雷除去プロジェクト室

B-13_製品における希少物質の有効利用

 

製品における希少物質の有効利用

コマツでは、製品に使用される希少物質の再利用等により限られた資源の保全と有効利用に取り組んでいます。
建設機械に使用されるディーゼルエンジンでは排ガス中のNOx(窒素酸化物)や、PM(粒子状物質)の濃度を減らすため、排気ガス処理装置の搭載が進んでいます。これらの排ガス処理装置では、NOxやPMの濃度を低減するために触媒として貴金属が用いられており、これらの資源有効利用のため、たとえば日本の小山工場では、稼働している建設機械の排ガス処理装置の性能維持のために交換した装置を回収し、貴金属をリサイクルしたり、あるいは再生処理により再度使用可能な状態として希少資源の有効利用を図り、あらたな希少資源の使用量を減らすことを行っています。

環境管理部, 生産本部

B-14_生産における資源有効利用活動_廃棄物

 

生産における資源有効利用活動(1.廃棄物)

生産活動における廃棄物排出量を減らすとともに、排出した廃棄物を再資源化して有効活用する「ゼロエミッション」活動を推進しています。
2019年度から新たにグローバルの中期目標を設定し、廃棄物排出量全体の約70%を占める鋳物工程がある事業所を重点に、排出量の削減活動を開始しました。廃棄物の有価物化や鋳物廃砂の管理方法の改善などにより、廃棄物排出量原単位は2010年度比35%削減しました。2021年以降も、新中期目標の達成に向けて国内外とも鋳物工場を中心に廃棄物の削減活動を推進していきます。

項目 2019年度 2020年度 2030年目標

廃棄物排出量原単位指数
(基準年:2010年)

77

65

60

前年度の主な活動

《国内》

  • 海外調達品の荷姿改善による木くずの削減
  • 廃プラスチック・廃油等有価物化の拡大
  • リサイクルセンタ設置による分別の拡大・促進
  • 鍛造スケールの再資源化

《海外》

  • ダスト砂混合廃棄物の分級による廃砂の削減

廃棄物発生量第三者保証チェック

国内CO2排出量
注) 過去データの見直しにより一部データを修正した。
環境管理部, 生産本部

B-15_生産における資源有効利用活動_事例紹介

粟津工場の鍛造スケールを氷見工場の鋳造原料として再資源化

再資源化された鍛造スケール(酸化鉄)
再資源化された鍛造スケール(酸化鉄)

粟津工場に所在する特機事業本部の鍛造工程から排出される“鍛造スケール”(鍛造品表面に発生する酸化鉄)は、これまで全て産業廃棄物として処理されていました。この廃棄物量を減らすため、鍛造スケールが酸化鉄であることに着目し、氷見工場の鋳造工程の原料として再資源化することに取り組みました。鋳造の溶解工程で鍛造スケール(酸化鉄)を原料として利用するために、アルミニウムを同時に添加し、テルミット反応(アルミニウムで金属酸化物を還元する方法)により酸化鉄を鋳造原料に活用しました。この反応ではアルミによる酸化鉄の還元時に反応熱が発生し、溶解工程での省エネルギーも同時に進めることができました。安全に配慮してトライアルを重ねた結果、粟津工場の廃棄物であった年間約15トンの鍛造スケールをゼロにすることが出来ました。また、テルミット反応で発生する反応熱により、溶解炉で年間約27,000kWhの電力消費の削減ができ、CO2排出削減にもつながりました。粟津工場、氷見工場が協力し、廃棄物処理の削減と、加熱用電力の削減という大きな成果を上げることができました。

CSR室, 環境管理部, コーポレートコミュニケーション部, 情報戦略本部, 生産本部, 調達本部, 開発本部, 建機マーケティング本部, ライフサイクル事業部

B-17_生産活動における資源有効利用_水資源

 

生産における資源有効利用活動(2.水資源)

2019年度から、新たにグローバルの中期目標を設定し水使用量の削減のための活動を開始しました。
2020年度も地下水の使用量が多い北陸地区の事業所を重点に、工程内での再利用や日常管理による無駄の削除等により内製金額当たりの原単位を2010年度に比べて52%削減しました。
2021年以降も、新中期目標の達成に向けて国内外とも更なる水使用量の削減活動を推進していきます。

項目 2019年度 2020年度 2030年目標

水投入量原単位指数
(基準年:2010年)

49

48

40

前年度の主な活動

《国内》

  • 上水及び地下水配管の老朽更新による漏水量の削減
  • 膜式ろ過装置による洗浄水の削減

《海外》

  • 再生水使用による上水使用量の削減
 

生産活動における水使用指標

水投入量第三者保証チェック

水使用量
注) 過去データの見直しにより一部データを修正した。
環境管理部, 生産本部

B-18_生産活動における資源有効利用_水資源事例紹介

膜式ろ過装置による洗浄液清浄度の長寿命化(郡山工場の廃棄物、水使用量削減)

膜式ろ過装置
膜式ろ過装置

郡山工場では、油圧機器などの組立前・塗装前、および加工後の部品に付着している汚れや油分洗浄のため約39台の洗浄機を稼働させています。洗浄液の清浄度維持の為、定期的に交換が必要となり、交換後の洗浄液を廃アルカリとして産業廃棄物回収しており、工場全体の産業廃棄物量の約3割を占めていました。膜式ろ過装置を導入することで、洗浄液を循環させながら膜モジュールにて油分や不純物を除去します。ろ過した洗浄液をタンクへ戻して、清浄度を維持することにより交換頻度を減らし、廃アルカリ産業廃棄物量の削減を実施しています。また、交換頻度が減ることにより給水量も減り、水使用量が削減されます。この装置を各洗浄機でローテーションして利用し、各設備の洗浄液清浄度の長寿命化を実現することにより環境負荷低減させた事業活動を行っています。

CSR室, 環境管理部, コーポレートコミュニケーション部, 情報戦略本部, 生産本部, 調達本部, 開発本部, 建機マーケティング本部, ライフサイクル事業部

B-19_生産活動における資源有効利用_水資源事例紹介

水リサイクルによる水道水使用量の削減(コマツインドネシア)

コマツインドネシアの排水再生処理施設
コマツインドネシアの排水再生処理施設

コマツインドネシアでは、急速に発展するジャカルタ市の都市生活を支える清浄な水の提供に貢献することや、次世代のために水資源を維持していく社会的責任があると考えています。そのために、コマツインドネシアでは、生産での洗浄機から出る排水、モスク、トイレ、社員食堂などから出る生活排水を、物理的、化学的、生物学的に処理して、生活用水や生産活動に利用できる清浄な再生水として利用することを行っています。コマツインドネシアでは、2012年度から安全環境部門の管理のもと、水の再生処理を行っており、乾季で水が不足するときには、一定の条件下で貯水池の水も利用しています。これにより、2020年の市水の使用は2010年に比べ 69%削減され、水のリサイクル率は73%に達しました。

CSR室, 環境管理部, コーポレートコミュニケーション部, 情報戦略本部, 生産本部, 調達本部, 開発本部, 建機マーケティング本部, ライフサイクル事業部, 地雷除去プロジェクト室