緊急事態訓練の様子
コマツは、建設機械、フォークリフトのコマツグループ販売会社の活動においても、安全と環境の改善活動を継続しています。2023年度は、環境マネジメントの意識を強化する活動として、環境管理システムの構築および現場の改善支援を実施しました。また、現地に赴いての現場での法令順守状況の確認(チェック)と事後勉強会などを実施して改善に向けてのフォローを実施しました。さらに、販売会社への情報共有のため、販売会社向けの情報提供のイントラネットのリニューアルを図り、法改正情報や教育資料を掲載して幅広い支援を実施しました。
項目 | 2022年度 | 2023年度 | 前年度比 |
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CO2(千t-CO2) | 7.5 | 7.1 | 6.4%減少 |
コマツカスタマーサポート(株)(以降 KCSJ)において、2023年度も国際規格ISO14001の認証更新する活動を実施しました。活動においては、各カンパニーの本社を含む認証拠点を中心に環境改善活動を推進し、さらに認証拠点以外の各拠点においても統一した環境改善への取り組みを実施して計画どおり本社を含むすべてのカンパニーにおいて認証を更新しました。
コマツグループ販売会社の現場において、環境面に深く関係する廃棄物処理・排水管理・騒音振動などに関連する法令および近隣に対して遵守すべき事項や基準をまとめた「環境ガイドライン」を全拠点に配付し、そのガイドラインに準じて環境活動を推進しています。 また、現場においてこの環境ガイドラインが着実に遵守できるようにコマツと各社の担当者が共同で各拠点へ直接訪問(一部リモートによる現場確認を含む)して、現場指導・改善提案および教育を実施しています。
KCSJの全カンパニーおよび一部のコマツクループ販売会社において廃棄物の排出遵法管理システム(電子マニフェストの管理に加え、処理委託契約書、許可証などの一元管理)を導入して統一した運用を実施しています。管理システムを導入することを契機にそれぞれの拠点で排出される廃棄物の管理状況の見える化を図ることで適正な管理を進めています。
コマツが開発した環境配慮型機械(排出ガス規制をクリアしたTier4 Final搭載機械、ICT建機、バッテリフォークリフトなど)販売促進に注力し、本来業務(販売およびサービス)をとおして環境負荷低減に向けての活動を推進しています。また、2021年度より電動パワーショベルの市場導入も進めており、環境配慮を望むユーザへの提案を進めています。
さらに、コマツグループ販売会社においては従来型の建設機械にICT機能を後付けで取り付けるスマートコンストラクション・レトロフィットキットの普及を進め、更なるスマートコンストラクション施工法の普及推進に注力し、現場作業における効率化などによる環境負荷低減に向けても活動しています。また、KCSJにおいてはICT建機の機能の紹介およびスマートコンストラクション施工法を体験いただくためのIoTセンタを全国に設置して環境負荷低減施工法の理解と普及に努めています。