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Theme 3 : Growing with Society 重点分野3:社会とともに発展する

みどり会会員企業への支援(環境)

えー21, C-1_みどり会会員企業への支援 (環境)_グリーン調達ガイドライン

みどり会会員企業への支援(環境)

1.グリーン調達ガイドライン

コマツは1992年に「コマツ地球環境基本方針」を制定し、持続可能な社会実現のため、環境に配慮した事業活動を行うことを宣言しましたが、気候変動に対応した環境負荷低減への社会的要請はますます高まっています。このような背景から、コマツではCSR調達ガイドラインに含まれている環境関連の課題について内容を補足した「グリーン調達ガイドライン」を制定、公表しています。
このガイドラインを通じて、生産の重要な要素である原材料や調達コンポーネント・部品においても、環境に配慮した「グリーン調達」を優先的に進めるとともに、協力企業各社に対し環境マネジメントへの取り組みを促しています。

 

CSR室, 環境管理部, 調達本部

えー22, C-2_みどり会会員企業への支援 (環境)_EMS認証取得と環境監査

2.環境マネジメント認証取得支援と環境監査

 日本および中国のみどり会企業全社に対し、ISO14001やエコステージなどの環境マネジメントシステム(EMS)の認証取得を要請し、取得のための指導・支援を行ってきました。日本では対象156社全社が認証取得済みで、2018年からは更新状況の確認を実施しています。中国では対象59社中58社が取得済みで、2021年度中に全社の取得完了の予定です。重要なサプライヤのレベル3に該当する352社のうち、欧米およびタイみどり会の協力企業に対して同様な取得の推奨を進めており、2022年度末までに86%の取得(商社を除く製造業全社が対象)を目指しています。

日本みどり会企業では既に認証取得後10年以上経過しましたが、安全衛生活動と同様、各社の事業活動の中への定着状況をフォローしていくことが重要です。その対応として、みどり会の外注企業を主体に、社内で実施している環境監査を2020年から実施しました。環境関連法規の遵守状況等の書面審査と、各社事業所の現場実査を通じて、各社のEMSが現場に定着しているかどうかを評価し、以降の改善支援につなげていきます。

環境監査

みどり会企業のEMS認証取得状況

地域 会員企業数 取得企業数(社数) 取得率
2017年 2018年 2019年 2020年 実績 目標
日本

156社

156

156 156 156

100%

100%
中国

59社

53

55 57 58

97%

タイ

31社

- - - 16

52%

北米

44社

19

19 19 19

43%

86%
欧州

39社

29

29 32 35

82%

329社

257 259 264 284 86%
 
CSR室, 環境管理部, 調達本部

えー23, C-3_みどり会会員企業への支援 (環境)_気候変動への対応~サプライチェーンでの温暖化効果ガス

3.気候変動への対応: サプライチェーンにおける温室効果ガス削減

東日本大震災後の電力需給の逼迫と電力コストの急上昇への対応として、2012年から日本みどり会のうち96社を対象に、対2010年比15%以上の電力使用量削減を目標に、当社での削減活動を水平展開し、2016年度末までに平均20%の削減を達成しました。本活動を契機に独自の全社展開を徹底した結果、ECCJ省エネ大賞を受賞した協力企業も出ています。2017年以降は、生産量の大きな変動もあるなか、各社の自主改善にて電力原単位レベルの維持・改善を図っています。電力に加え、重油・ガスなどエネルギー全般を含めた温室効果ガスの排出量削減についても、2019年から、まず排出量の多い鋳鍛造・熱処理企業から成る上位10社を対象に、2024年度末を目途に対2010年比15%削減を新たな目標に掲げて、各社の現状調査とコマツおよび各社での改善事例の紹介などを開始しました。これら10社での具体的な改善支援を進めるとともに、重要サプライヤのレベル2に該当する201社に対しても順次、自主削減目標の設定並びに具体的方策への取り組みを要請しています。

みどり会93社の電力使用量推移第三者保証チェック

みどり会93社の電力使用量推移
 

みどり会93社のCO2排出量推移第三者保証チェック

グループ会社との連携
 

温室効果ガス排出量削減目標の設定状況(日本みどり会156社)

  設定済 未設定/未回答
短期目標

98

58

中長期目標

32

124

2012~2016年電力使用量削減活動の活動結果(対2010年原単位比での低減率)

2012~2016年電力使用量削減活動の活動結果(対2010年原単位比での低減率)
CSR室, 環境管理部, 調達本部

えー24_みどり会会員企業への支援 (環境)_水リスクへの対応 

4.水リスクへの対応

日本みどり会のうち96社135事業所に対し、前述した豪雨や津波リスクに加え、立地条件、取排水の能力・実際量・水質などを含む水リスク全般の把握と対応状況について調査するとともに、Aqueductによる確認チェックも実施しています。
その調査を受けて、2017年度から水使用量の削減活動を行っています。上水使用量の多い10社をモデル企業として2021年度までに15%の削減を目標に、コマツ改善事例の紹介、実地訪問での改善アドバイスなどを通じて活動を推進し、2018年度に目標を達成しました。以降は、自主活動として定期的に使用量の推移を確認するとともに当社ならび10社の活動事例を取りまとめた改善事例集の配布を通じて、みどり会他社へも活動を展開しています。

水リスク調査の様子

みどり会上位10社の上水使用量推移

CSR室, 環境管理部, 調達本部

えー25_みどり会会員企業への支援 (環境)_中国での環境規制対応

5.中国での環境規制対応

中国での規制対応例(大京機械山東有限公司:溶接ヒューム用集塵機・排気ダクトの設置)

中国における環境規制の基本対象は三廃(排ガス、排水、固体廃棄物)ですが、これら規制の運用にあたっては各地方政府が
独自に設定する規制や基準が優先されます。工場排水に関しては、河川や湖沼の水質汚濁深刻化を受けて、日本の全国一律の基準と比較して特に、排水中の有機物量の指標であるBOD/COD(生物化学的酸素必要量/科学的酸素必要量)の基準が非常に厳しく設定されており、排水集中浄化処理装置等の設置が必要となるケースが増えています。
コマツでは、中国みどり会企業での規制遵守状況を定期的に確認しています。

また、大気汚染(PM2.5)の抜本的な改善を狙いとして、2015年からは沿岸地区を中心に非常に厳しい環境規制が適用され、塗装・溶接・鋳造・メッキといった業種の企業に対し徹底した排気排水対策(VOC含む)が要求されています。コマツでは、中国みどり会の対象企業と協力して、設備の導入含めた規制対応の支援を行っています。各社での対策の結果、2019年3月末時点で14社が規制適用除外(緑企業認定)の認定を取得しました。今後も各社と連携して、操業継続上のリスク低減を図っていきます。

CSR室, 環境管理部, 調達本部

えー26_みどり会会員企業への支援 (環境)_生物多様性

6.生物多様性への対応

中国(山東省済寧市)での桜植林活動

コマツは2011年に「コマツの生物多様性宣言」を公表し、事業活動を通じた環境負荷低減と社会貢献活動による保全への取り組みを掲げています。国内外のみどり会会員企業には当社の方針に賛同をいただき、当社と共同して各地で環境保全等の地域貢献活動に取り組んでいます。また、各社が、その立地する地域の状況に応じた独自の取組みも進めるよう働きかけています。

石川県小松市遊泉寺銅山跡地の整備・環境保全への支援

遊泉寺銅山跡整備進捗状況
CSR室, 環境管理部, 調達本部