025 gloria blue nega

Theme 3 : Growing with Society 重点分野3:社会とともに発展する

労働安全衛生

えー4_労働安全衛生

労働安全衛生

労働安全衛生は、コマツが事業を展開する上での、最も重要なテーマの一つです。 グループ内はもとより、ビジネスパートナーを含めた職場における安全への取り組みに力を入れています。

職場の安全衛生に対する考え方

コマツグループへ「安全衛生最優先」というメッセージを発信し、労働安全衛生と身体と心の健康管理に取り組み、安全で安心して働ける職場づくりを進めています。

安全衛生に関するコマツ社長メッセージ

  1. コマツは、まず第一に「社員が安全で安心して働ける職場環境を確保する」とともに、「社員の健康の維持・増進」に努める。
  2. コマツは、その実現に向けて、全員が一致協力して、「積極的な安全衛生・健康管理活動」を推進する。
  3. コマツは、グループのみならず、パートナー(お客様・代理店・協力企業など)の安全衛生にも積極的に取り組む。
  4. コマツの各部門責任者は、上記を最優先課題として認識し、率先垂範して活動する。

このメッセージをもとに、「グループ各社は、社員が安全で、安心して働くことのできる職場環境の実現に向けて、次の方針に則り、経営責任者と社員が一致協力して、安全衛生・健康管理活動を推進する」という安全衛生方針を制定しています。

安全衛生方針

(2011年4月1日付 コマツの行動基準にて発信)

  1. 労働安全衛生に関する法令や社内規定、グループ共通の安全衛生重点項目および各事業場で労使協議の上決めた事項を遵守する。
  2. 安全衛生方針に基づいた目標を定め、その達成状況の把握と見直しを行い、安全衛生活動の継続的な改善・向上に取組む。
  3. 労使協力して、全員参加の安全衛生活動を推進するとともに、ステークホルダーとも良好なコミュニケーションを図る。
  4. 安全と健康確保のため職場の労働安全衛生上のリスクを特定・評価し、その結果に基づき適切に対応する。
  5. 社員の健康管理を積極的に推進し、さらに社員自らが行う健康保持増進の取り組みを支援する。
  6. 社員の安全衛生活動に必要な教育訓練および資格取得を積極的に推進し、安全に業務を遂行できる人材の育成を図る。
  7. 事業活動を通じて蓄積した安全衛生活動に関する知識・情報は、個人情報に配慮し、社会全体の安全と健康確保のために提供する。
 

また、コマツグループでは、従来の健康管理だけではなく、「健康文化づくり」に着手し、健康づくりに関する中期計画として2014年度から「健康づくり5ヵ年計画」、2019年度から「第二次健康づくり計画」を推進しています。コマツグループが目指す「健康文化」とは「自分と仲間の健康状態に目を向け、より良い人生を送るために、必要な事項を、自ら考え行動できること」です。これらを強力に推進するため、2014年6月にコマツ社長による「コマツ健康宣言」を発表しました。

安全衛生管理体制

コマツグループは、下記の体制で安全衛生管理の徹底を図っています。

組織

会議体

グループ安全衛生大会(各社安全大会、ゼロ災サークル発表会等)

コマツグループ・パートナー社員の安全衛生意識高揚及び安全衛生活動のレベルアップを狙いとして、活動方針や重点活動項目の示達及び優秀な安全衛生活動について情報共有し、自部門へ展開する。安全衛生に係る社長表彰も実施。

グループ安全衛生委員会(各社安全衛生委員会、各事業所安全衛生委員会)

労使一体となり職場のリスク排除、または健康障害を防止するための基本となるべき対策について調査、審議、決定を行います。

<主な調査審議項目>
安全、衛生に関する規定の作成。
年度活動方針の審議・決定と活動の進捗管理等。

地域安全健康・環境会議

グローバルの各地域において、安全健康・環境に関する議題について情報共有やディスカッションを行い、各海外現地法人の安全衛生活動につなげます。2019年度は北米・南米・欧州・中国地域で開催しました。

グループ安全担当部課長会議

  • 全社安全衛生活動方針の策定・提案。
  • 全社方針に基づき、各社・各事業所の活動を推進、展開。

健康づくり中期計画に関する会議

  • 全社健康管理活動方針の策定・推進。
  • 各社・各事業所の健康管理活動の総括。

健康づくり推進委員会

事業主と社員(代表:ユニオン)および健康保険組合が「健康」についての課題を共通認識し、社員および家族の健康維持増進を図る施策を構築します。

2019年度 コマツグループ安全衛生重点活動

【安全衛生管理】

  1. 労働安全衛生における管理体制の維持向上活動
  2. リスクマネジメント活動の推進
  3. 作業環境改善の推進
  4. 全員参加による日常活動の推進
  5. 安全教育の充実
  6. グローバル・グループワイドな安全活動の推進
  7. コンプライアンス・リスク管理強化
  8. 販社系の安全活動強化
  9. 交通災害の防止

【健康管理】

健康管理活動は「第二次健康づくり計画」と同期して、下記の活動を推進しています。

  1. がん・生活習慣病対策
  2. タバコ病対策
  3. メンタルヘルス対策
  4. 業務上疾病対策
  5. ファーストエイド・感染症対策
  6. ダイバーシティータスク
  7. 生活習慣改善促進

「第二次健康づくり計画」の策定

2019年4月に健康づくりに関する中期計画として、「第二次健康づくり計画」(期間:2019年4月~2022年3月)を策定しました。「第二次健康づくり計画」は、前中期計画の活動を継続しつつ、両立支援の強化や一次予防(生活習慣の改善)、ICTツールなどの導入を通して、社員が自主的に「健康行動」を実践する環境・仕組みを整備し、生涯にわたる「健康文化づくり」の推進を図ります。主な取り組みは下記の通りです。

項目 取り組み内容 2019年度 実績
がん・生活習慣病対策 がん・生活習慣病の早期発見・治療、重症化予防のための各種健診受診率向上 ・節目ドック受診率93.9%
・女性がん検診受診率 55.4%
タバコ病対策 受動喫煙の防止および喫煙率低減 ・国内コマツグループ喫煙率31.9%
生活習慣改善推進 社員の生活習慣(食事や運動など)を改善・推進するモチベーション向上につながる仕組みづくりや環境の整備 ・社員の「健康行動コンピテンシー(※)」
保有者率45.7%
メンタルヘルス対策 メンタルヘルス不調者の低減、早期対応・適切な職場復帰支援、および明るくいきいきと働ける職場づくり ・高ストレス者への面談勧奨に対する
返答率100%
・高ストレス職場への対応率100%

(2019年度実績の集計範囲:国内コマツグループの全社員)

※自ら健康行動を実践できる能力(適正な運動・食事等への習慣改善・維持)

女性の健康セミナーの開催

年齢とともに変化するホルモンバランスと健康・体調への影響などを正しく知ってもらうために2019年度は女性社員を対象とした女性の健康セミナーを湘南工場、万田地区、茨城工場で開催しました。(講師は社内の産業保健スタッフ)
第二次健康づくり計画」のダイバーシティータスクチームでは、女性の健康セミナーを2021年度末までにコマツ全事業所で開催することを目標に今後も活動を推進します。

セミナー風景

コマツ南アフリカ(株)にてHIV/AIDS教育を実施

コマツ南アフリカでは、ウェルネスデイの期間を利用して社員がHIV/AIDS教育を受講しています。HIV/AIDSに関する基礎知識を学ぶだけでなく、健康診断を受けたり、健康的な生活習慣に関する知識を習得したりするなど、社員が健康に対する意識を全般的に高める機会となっています。

セネガル・コートジボワールのマラリアに関する現地調査の実施

セネガルとコートジボワールにおけるコマツ駐在員や現地社員のマラリアの罹患予防および罹患時の対応を改善するために、2019年8月にコマツ産業医も同行し、現地の生活環境や就業環境の確認、医療機関の訪問などを行いました。現地ではマラリアは日常的な疾病であり完全に防ぐことは難しいですが、罹患のリスクを限りなく小さくするために防護策や感染時の対応策をより明確化しました。

セネガルのダカール事務所
コートジボワールの医療機関

協力企業における安全活動支援

協力企業(サプライヤー)の組織である「コマツみどり会」企業に対する安全活動については、みどり会会員企業への支援をご覧ください。

2019年度の状況

労働安全衛生に関する教育研修(国内)

メンタルヘルスに関する教育

内容 2019年度実績

労働安全衛生法の規定に基づき、メンタルヘルスに関する教育研修を実施しています。2006年からストレス診断を開始し、2007年度からはストレス学習も開始し、全国内グループ会社の社員を対象として実施しています。

  • ストレス診断・学習
    14社、23,105名に対して実施
  • 管理職に対する啓発資料「こころのサポート便り」をグループ内管理職に隔月(偶数月)で発信

階層別教育

内容 2019年度実績

新入社員教育(雇入れ時教育)をはじめ、国内コマツグループ会社の各階層に対し、安全健康・メンタルヘルス教育を実施しています。

新入社員(1回、390名)
入社3年目(10回、298名)
入社7年目(2回、59名)
経験者採用者(3回、68名)
新任副主事(9回、254名)
班長/センタ長(6回、168名)
新任管理職(6回、201名)

機能別教育

内容 2019年度実績
国内コマツグループ会社の生産系管理職や生産技術部門、職場の安全衛生推進者等に対して各機能別に安全衛生教育を実施しています。
 
生産系管理職 安全衛生実践研修(1回、18名)
生産技術者教育 「人間工学講座」(2回、52名)
ISO45001規格解釈研修(24回、487名)
ISO45001内部監査員養成研修(16回、341名)

重大事故(致死)の発生件数

2019年度: 1件 (海外)

2019年6月にコマツブラジルで組立作業中の車両に挟まれ現地社員1名が亡くなる労働災害が発生しました。コマツグループでは、各々の災害の原因を徹底的に分析するとともに再発防止策を水平展開しています。

このような悲しい事故を二度と起こさないよう、より真摯に、積極的に安全衛生活動に取り組んでまいります。

DATA

労働災害発生頻度(休業災害度数率)

  1. 全産業および建設機械・鉱山機械製造業:厚生労働省「労働災害動向調査」による。
  2. コマツグループ(日本):コマツ単独+国内グループ会社
  3. コマツグループ(日本+海外):日本グループ(日本)+海外生産会社

労働災害発生頻度(業務上疫病度数率)

  1. 業務上疾病度数率(OIFR):業務上疾病休業件数(件)÷延労働時間数(時間)×1,000,000
  2. 業務上疾病:厚生労働省が定義する腰痛、熱中症、化学物質中毒等とする
  3. コマツグループ(日本):コマツ単独+国内グループ会社

国内コマツグループでは2007年度から各事業所にて中央労働災害防止協会方式OSHMS認証・更新を推進してきましたが、2018年度から国際規格ISO45001の統合認証取得に向けて活動を進めています。2019年4月に大阪工場がISO45001を先行取得し、その他事業所およびグループ会社は、2020年1月27日から2月21日の期間で認証取得審査を受審し、統合認証を取得する見込みです。
また、海外も同様にOHSAS18001認証・更新を推進してきましたが、2019年度からISO45001認証取得を進めています。

国内 労働安全衛生マネジメントステム認証取得状況

(凡例:◇中災防方式OSHMS  ● ISO45001)

  年度 ~2018 2019
コマツ 大阪工場

本社   ISO 45001 認証取得準備・審査受審
粟津工場

金沢工場

茨城工場

小山工場

栃木工場

郡山工場

湘南工場

氷見工場

技術イノベーションセンタ  
試験センタ実用試験部  
グループ会社 コマツキャブテック

ギガフォトン

KELK

コマツNTC

海外 労働安全衛生マネジメントステム認証取得状況8.2
(凡例 □:OHSAS18001   ●:ISO45001)

年度 ~2018 2019
コマツアメリカ/チャタヌガ工場

コマツアメリカ/ピオリア工場

 
コマツアメリカ/ニューベリー工場  

コマツマイニング/ヴァ―ダブル工場  

英国コマツ  

コマツドイツ(建機部門)

 
コマツドイツ(マイニング部門)

 
コマツイタリア製造  

バンコクコマツ

コマツインドネシア

 
コマツアンダーキャリッジインドネシア

 
  • OSHMS(Occupational safety and health management systems):労働安全衛生管理マネジメントシステム
  • OHSAS(Occupational health and safety assessment series)18001:労働安全衛生認証規格
CSR室